研修医レベル対象の腹部初期診療コース

医学部高学年から研修医3年目程度が,腹痛診療を行うに当たって上級医/専門医に引き継ぐまでに適切な対応を習得することを学習目標とする.

Saturday, May 26, 2007

第4回IAECまとめ

ビデオなどを観て、まとめたものです。回答はいづれ用意するつもりですが、今回も箇条書きをお送りするだけにとどめます。
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シナリオセッションでの良かった点を箇条書きします。
鑑別疾患が挙がるようになってきた。
下痢、下血の回数、性状を詳しく聞いていた。血便との鑑別も聞いていた。
思い当たることがないか、という質問はよいと思う。
意識障害があることが分かると、病歴を取るのを一旦やめて、バイタル確認、バイタル安定化を試みるところは良かった。
「○○について、もう少し詳しく教えてください。」と言われると、自然と詳しく話してしまった。

スキルセッションとしてテーマに挙がったものを列挙します。
貧血、心不全、呼吸疾患の症状、診察所見は何が有意なのだろうか
溶血性貧血で結膜が黄染するのだろうか
黒色便かどうかは、聞くだけでは分からないことが多い。直聴診で一部とって、潜血検査もしくは、尿テステープで調べる。
Wheezingの鑑別は?
心不全時のIII音の存在、下肢の浮腫の意味合いはどの位あるのだろうか
腫瘍マーカーをいつとるか。腫瘍マーカーでは除外はできないし、正常人でもある頻度で異常値となる。
鉄欠乏性貧血でMCV正常というのはあるのか?あるとすると、どういう場合か
アルコールで大球性の要素が出てくるというのは正しいのか?正しいとするとどうしてか?ビタミンB12と関係あるのか?
肝硬変の人もMCVが大きめだが、なぜか?
ウェルニッケはビタミンB1欠乏でした。
イレウスで、下痢、下血は来るかどうか?
腹部Xpはいつとるのか?陽性所見が予想される場合、陰性所見を確認したい場合
腹部Xpで除外できない疾患が鑑別に上がっている場合は最初からCTをオーダーするほうが良いのではないか
虚血性腸炎の特徴をまとめてみよう(臨床経過、疫学、治療方針)
パターン認識を徐々に増やしていくことと、理論的に(多分枝法、徹底的検討法、仮説演繹法など)診断に近づくことどちらも重要
腸炎の内視鏡像もある程度読めるように(虚血性腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、ベーチェット病、腸結核)
「放屁が増えた」とは、何を意味するのか?
急性腸炎というからには何がないといけないか
救急外来初診で25%は診断がつかない。が、その8割は自然軽快する。
問診で殆ど診断がつき、診察、血液検査、画像検査は確認のためだという人達もいるが、画像でしか分からない症例も確かにあり、全く分からない場合は、早々に検査に進んでもよいと、個人的には考えている。
肝硬変の身体所見とは?肝不全にまでなるような肝硬変なら、静脈怒張や、くも状血管腫、手掌紅斑があってもいいのではないか
肝性脳症悪化の3大原因 感染、便秘、消化管出血
意識障害のAIUEOTIPSとは?
意識障害の鑑別として、敗血症性ショック、低血糖などが考えられる。
肝疾患のある人の感染症は診断が難しい、熱が出にくい、炎症反応が出にくい、白血球ももともと低い。非代償期肝硬変ではGOT,GPT,CRPはあがらないことが多い
アルコール患者の外傷や、他疾患は見逃しやすい
肝硬変だとなぜ血小板が減るのか?脾腫のため脾機能亢進状態であるから。
腎性貧血の診断基準は
MCVと貧血の分類を再度確認。正球性貧血の鑑別は?
複数の要素のある貧血をどう診断つけるか
小腸からの出血の原因にはどういうものがあるのか?アスピリン

次回への改善点を列挙します。
最初の場面設定のスライドがプリントとしてあるといい
板書を書く人がいると良い
3時間が集中力が持続する限界かもしれない。
検査値の異常値を赤とか青とかで示した方がよかった
スタッフは途中で抜けないように

以上です。ご意見聞かせていただければ幸いです。

シナリオを途中で切って議論を挟む形式もよいなぁと感じました。

1 Comments:

At 5:34 AM, Blogger Abdemet said...

追記

スケジュールを最初に示した方がよいようだ。どこで休憩で何時間なのか。
平日の時間内に行った方がお互いよさそうだ。

 

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