研修医レベル対象の腹部初期診療コース

医学部高学年から研修医3年目程度が,腹痛診療を行うに当たって上級医/専門医に引き継ぐまでに適切な対応を習得することを学習目標とする.

Monday, June 25, 2007

第6回IAECコースフィードバック

名前確認、自己紹介がおおむねできている(患者取り違い防止という意味でも重要)。
今から何をするのか(医療面接、診察など)一言説明するとよい。
主訴については詳しく聞ける。
オープンとクローズドを使い分ける。
促進法を使う。
要約、確認ができる。
鑑別疾患に上がらないと、その鑑別疾患に関連した質問はできない。
他に、何か気になった点はないかと再確認する。
妊娠可能性のある女性に画像検査が必要なら妊娠の可能性を聴取する。
患者の全身状態が不良ならバイタル確認、モニター装着、末梢点滴確保などを優先。

診察中に、追加質問
症状がある部位では当然、OSCE以上の所見をとる。

プロブレムリスト/鑑別疾患が上げる

検査オーダーは何を期待して出すのかにこだわる

医学用語を簡単な言葉で説明する。
説明できなさそうならば、患者に説明しない。
上級医にプレゼンする場合、主訴、年齢、性別、症状、検査、鑑別疾患と今後の検査治療方針を手短にプレゼン

議論になった点など
左下腹部痛と微熱での鑑別疾患
憩室炎の症状、検査成績、合併症、治療方針、入院適応
肝腫瘤性疾患の鑑別は、またその原因疾患の頻度は?
それぞれ画像検査ではどのような所見が見られるだろうか
大腸癌を疑わせる症状は、また陽性尤度比は
肝膿瘍の鑑別と、それぞれの原因は?

嘔気などの消化器症状と、頭重感などの頭部症状が見られる疾患は
片頭痛の鑑別疾患は
緑内障の発作はどう除外すれか

リンパ節腫大と年齢で鑑別疾患がどの程度異なるか
浮腫、腹水があってもアルブミンが高い場合は
腹水の鑑別疾患
リンパ浮腫の鑑別疾患
全身リンパ節腫大の年齢の違いでの鑑別疾患
sIL-2受容体高値の疾患は

ヘノッホシェーンライン紫斑病の特徴
上部消化管出血の原因とその頻度
下部消化管出血の原因とその頻度
小腸出血の原因とその頻度
タール便(melena黒い)、血便(hematochezia赤い)の違い
消化管出血における便潜血検査の位置づけ

腹痛診療の際の痛み止めの考え方
何を使うのか
IgG4関連疾患、自己免疫性膵炎とは
右季肋部痛の鑑別

今後に向けて
検査結果はだれが評価するか
患者に説明するか、上級医にコンサルトするかの選択肢を与える
上級医へのプレゼン習得も一つの柱にしてもよい
レサシアンを使って人形から身体所見を取ってもらう
医療面接でのチェックリストを作ってみる

Monday, June 18, 2007

予定

6月23日 第6回目
7月7日  第7回目
7月15日 研究会
7月26日 研修医セミナーにて第8回目

予定でした。

Wednesday, June 13, 2007

第5回IAECで話題になった点など

話題になったところを、箇条書きにします。



医療面接
名前確認、自己紹介、症状のOPQRST
医療面接に耐えられる体調か
必要に応じて聴取していくスタンスでよいと思う。
オープンクエスチョンを保つ
“思い当たる点はないか”
まとめと確認
言いそびれた点の確認(いわゆる再確認)
家族と共に医療面接、病状説明をする場合
入院なのか外来で診れるのか
相手は誰なのか
救急部をわざわざ受診
鑑別疾患を考えながら問診
虚血性腸炎の症状の自然経過はどのようなものなのだろうか
医学用語を多用していない?
感染性腸炎の問診は?
肝疾患だと

身体診察
与えられていないならば、まずバイタルをチェック
OSCEに入っているいないに関わらず、必要な所見をとる
直聴診
疾患と身体所見の感度特異度を意識してとる。尤度比も。
虫垂炎の身体所見(Heel drop sign,Psoas,Tappingなどの使い分け)

プロブレムリスト、鑑別疾患を考える
プロブレムリストの立て方、とりあえず、まず立ててみる。
頻度の高い疾患と頻度は低いが危険性が高い軸で考える
検査前確率
下痢の鑑別
黄疸の鑑別
肝腫瘤の鑑別

検査
CA19-9は、胆道系癌以外でも上昇しうることを知る。
可溶性IL-2受容体は、悪性リンパ腫に対する感度特異度は
内視鏡の禁忌は?
胃透視は何を期待?
上部消化管出血、免疫法は陰性のことがあるが、化学法は陽性
腹痛診療において、腹部Xpをとる意味合いはどういうところにあるのだろうか
感染性腸炎における、便の検鏡はどういう意味をもつのだろうか
拾い上げのためにはその疾患の感度が高い検査を用い、除外のためにはその疾患の特異度が高い検査を用いる(Sensitivity -Rule out;SnOutスナウト,Sentivitiy-Rule in;SpInスピンと呼ばれる)。

治療方針を考える/患者さん・上級医に伝える
上級医/指導医へのプレゼン方法を覚えよう(年齢、性別、主訴など決まっている)
悪性疾患の告知をどうするか
前医の”誤診”を指摘されて時に、どう答えるのが適切か
感染性腸炎、抗菌薬の適応は?

その他
議論を板書する人が欲しい
オーダーする検査も板書が欲しい
検査成績で異常値は色で示してあげるようにしたい。
病歴聴取と身体所見を取ってから、鑑別を上げてもらう方が良いと思われた。

疑問点
肝腫瘤があってなぜ心窩部痛がでるのか?
膵臓癌はなぜ痛いか?鈍痛、心窩部~背部痛、神経叢への浸潤の痛みではないのか?
各腫瘍間でQOLの程度は違うか?
DICの原因は何か?なりやすい病気は何があるのだろうか。胃癌骨転移はDICになりやすいのか。
認知症をどう評価するか
潰瘍に対して、PPIはどの程度痛みをとるのか?
頻脈の原因が脱水なのか、発熱に伴うものなのかをどう鑑別するか。
感染性腸炎の中で人人感染があるものとないものは

Saturday, June 02, 2007

申請

申請する機会はあるので、以下をだめもとで申請してみた。

レールダル レサシアン スキルガイドモデル
腹部超音波トレーニングモデルセット
シナリオ提示用紙(カラー)
小道具を入れるバッグ
自己振り返り用のビデオ
8GB SDHCメモリーカード
動画保存用DVD-R
症例提示用ノートパソコン
板書用ホワイトボードマーカー

200万円!

通るといいなぁ。

でも、通ったら、ちょっと大変。